食べ物に関する知識

低糖質商品の落とし穴【管理栄養士目線でヤバイポイント5つを挙げてみます】

こんにちは、健康オタクのAI(@kwhr_ai )です。

今回は

低糖質商品のここってヤバくない?

というお話です。

世間がこぞって押し進める糖質制限。

ありとあらゆる企業から糖質オフ、低糖質、ケトジェニックに関する商品が生まれてきました。

ですが、ここ数ヶ月スーパーで見かける糖質オフ系商品の“原材料”を眺めて、これはなんだか…と思う点がいくつもあります。

そこで今回は、糖質オフ系商品の原材料についてお話していきます。

多くの糖質制限を行っている方の反感を買いそうな気もしますが、管理栄養士的目線でここはちょっと…と思う点を書き上げています。興味のある方のみお読みください。

個人的に糖質制限に反対なことは置いておきます。

参考:糖質制限をやめたいけど主食を食べるのが怖いあなたへ

低糖質商品のここがヤバイ?5選

①ショートニング・マーガリン

ショートニングやマーガリンはいわゆるトランス脂肪酸のことです。

市販/通販の低糖質商品(特にお菓子やパン)にはほとんど含まれています。

なぜならショートニングやマーガリンには、お菓子特有の“サクサク感”を付与してくれる働きがあるから。

糖質を減らす代わりに”美味しい!”と満足感を与える手助けをしてくれる魔法の油なのです。

ですが、このような食品に含まれるトランス脂肪酸は長期間の摂取で心臓病や高コレステロール血症を招く恐れがあり、日本以外の先進国では国レベルで使用の制限がなされているほど。(*)

特に低糖質商品を毎日のように食べている人は気をつけないと知らない間に罹患リスクを高めてしまっているかもしれません。

参考:トランス脂肪酸についてちゃんと理解しましょう

②人工甘味料

甘みをつけると糖質が高くなる、だから糖質を抑えたい時に何を使うかとなると、やはり人工甘味料が使われるようになります。

人工甘味料は、その名の通り人工的に作られた甘味料であり、白砂糖の100〜数千倍の甘さを持つと言われています。

そのため、少量で十分甘くなるのはいいのですが、その甘さのわりに血糖値が上昇しないことで脳がパニック状態になり、耐糖能異常やインスリン感受性の低下など、糖質の代謝を乱してしまいます。

本物の甘味料を使うようにしましょうね〜!

参考:人工甘味料をやめて、天然の甘味料を使う。

③食物繊維(ふすま、サイリウム)

食物繊維って体にいいんじゃなかったけ?と思う人もいるはず。

厚生労働省が定める食事摂取基準(2020)による食物繊維の目標量は

成人男性:21g

成人女性:18g

となっています。(厚労省HP

ところが、多くの糖質オフ系の食品には“食物繊維の乱用”が散見されます。

つまり、糖質オフにするために食物繊維が使われすぎているのです。

例えば、ローソンのブランシリーズ、ドーナツですが↓

■原材料
ミックス粉(植物性たん白、イヌリン、オーツブラン、オーツファイバー、シトラスファイバー、食塩)、卵、ショートニング、砂糖、水あめ、蜂蜜、加工デンプン、膨張剤、グリシン、糊料(増粘多糖類)、酢酸Na、乳化剤、香料、酸化防止剤(V.E)、(原材料の一部に乳成分、卵、小麦、オレンジ、大豆を含む)

■栄養成分

熱量 265kcal
たんぱく質 8.8g
脂質 17.2g
糖質 13.1g
食物繊維 11.2g
飽和脂肪酸 7.3g

この場合、食物繊維としてオーツブラン、オーツファイバー、シトラスファイバーが使われています。

しかし、この商品一個で11gほどの食物繊維を摂ると、1日合計で30〜40gもの過剰な食物繊維を摂取してしまう可能性があります。

食物繊維は確かに体にいいものの、過剰摂取は下痢症状やSIBO(小腸内細菌異常増殖)という症状を起こし、腸内環境を乱します。

SIBO(小腸内細菌異常増殖):発酵食品や食物繊維を多く含む食品を食べすぎることで起こる消化不良症状。

1日摂取の目標量をしっかり守りつつ、質の良い食物繊維を野菜や大豆製品から摂るようにしましょう。

糖質オフ系商品は、食物繊維が過剰に添加してある

ことをお忘れなく。

④高脂質(栄養成分)

糖質オフ系の食品はほとんどの場合脂質が増えがちです。

その理由は糖質をカットすることで減る満足度を”脂質で補う”ため。

ここはお互いがお互いを補い合うので、どうしてもどちらかが増えてしまいます。

低糖質→脂質アップ
低脂質→糖質アップ

先ほどのブランのドーナツも脂質は17.2gであり、カロリーの60%近くを脂質が占めています。

※ミスドのフレンチクルーラーもカロリーの60%が脂質ですので、ブランのドーナツとほぼ一緒です。

⑤添加物

低糖質商品の裏側を見てみると、ぎょっとするほど添加物が入っています。

基本のクロワッサン▼
強力粉、きび砂糖、塩、ドライイースト、無塩バター、卵(富澤商店HPより

低糖質クロワッサン▼
マーガリン、小麦たんぱく、鶏卵、パン酵母、難消化性デキストリン、大豆たんぱく、デキストリン、粉末油脂、食塩、脱脂粉乳、小麦粉、ぶどう糖、セルロース、乳化剤、カゼインナトリウム、増粘剤(CMC、アルギン酸エステル)、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カロテノイド色素

通常のパンや麺を低糖質にするためには、通常以上に多くの添加物を入れて”ごまかす”必要があります。

つまり、低糖質系の商品にばかり頼っている人は、同時に多くの(不要な)添加物を体に入れている可能性があるのです。

※ここでは全ての添加物が悪者というわけではなく、不必要な添加物は摂らないに越したことはないというお話です。
食品添加物の種類について【本当に悪者?体にとって危険?】

低糖質商品に頼りすぎ問題

糖質制限中だから、毎日糖質オフの商品に頼っています!という方、いませんか?

例えばこんな例▼

朝:低糖質パン

昼:低糖質パン+サラダチキン

夜:低糖質ヌードル

心当たりがあるという方、いませんか?

低糖質商品で過ごす→代謝が落ちる

これまで挙げた5つの”ヤバイ”ポイントを読めば理解できるかと思いますが、低糖質商品ばかりの食生活を続けた場合、確実にあなたの体は本来のリズムを狂わせて

代謝の低い体

になって行きます。

糖質が足りていないことはまだしも、添加物だらけ、トランス脂肪酸、人工甘味料…そしてそのほとんどはカロリーも控えめに作ってあるので、1日のトータルカロリーが不足する可能性もあります。

すぐお腹が緩くなる

低糖質商品には食物繊維と油分が通常より多めに配合されていることが多いので、常にお腹を下している、なんて人もいるのではないでしょうか?

正常な硬さの便ではなく、水様便・下痢などの症状が続いてしまうと水分不足だけでなく、ビタミン・ミネラルの消化吸収不良で肌荒れやめまい、手足の痺れを起こす可能性もあります。

特に食物繊維の過剰摂取は栄養の消化吸収を妨げる原因にもなるので自分がどのくらい食べているかをしっかり把握してください。

何をするにも原材料の確認を

今回挙げたポイントは、あくまでも私個人が低糖質商品を俯瞰して見て感じた点を述べています。

もちろん、低糖質商品の中にも上の5つのポイントに当てはまらないものがあるはず。

ダイエット中でなくとも、基本的に原材料の確認をしてから商品を買うよう癖をつけましょう。

まとめ:手軽に商品が手に入る時代だからこそ

今では24時間営業のコンビニにも低糖質商品が置かれ、通販でもかなりの種類が出回っています。

手軽に低糖質生活を始められて、簡単に商品が手に入る。

だからこそ自分の体の中身をしっかり考えて、商品やダイエット(減量)方法を見定めるようにしましょう。

正直、低糖質商品の多くはあまり褒められた商品がありません(私調べ)。

AI
AI
平気でマーガリンが一番最初に書いてあったりする…

例えばトランス脂肪酸が体に及ぼす影響を読んでも、それらが含まれる低糖質商品を手に取る人もいる現状があります。

今一度、自分の買い物時の商品の選び方を見直して、心と体がヘルシーな食べ物を自然と選べるようになりましょう^^

読んでいただきありがとうございました。

それではまた!

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ABOUT ME
ai
管理栄養士免許取得するも、研究に魅了されて、現在博士課程の大学院生(乳酸菌)/ 健康オタク、海外旅行マニアです。インスタグラムで日々の食事など公開中。