腸内環境

【腸内環境を整えたいのに】かえって逆効果なことリスト5つ

「腸」を整えることがトレンド→すっかり当たり前になってきた現代、いろんな健康方法が拡散されていますね。

何をしたら良いかわからずに、手当たり次第試すのも良いですが、実は知らずしらずのうちに逆効果を招いているかもしれません。

予備知識:理想の腸内フローラ

“腸内フローラ”とは、腸内細菌が多様で花畑のようであることを表した言葉です。

私たちの腸内細菌は、善玉菌:悪玉菌:日和見細菌=2 : 1 : 7 で存在していることが理想であるとされています。

日和見細菌は、善玉菌/悪玉菌どちらにもなり得る細菌群のことで、割合が多い方に味方します。つまり、善玉菌が多いときは善玉菌の仲間になり、悪玉菌が多いときは悪玉菌の仲間になります。

悪玉菌がいても良いの?
悪玉菌と聞くと、なんとなく腸にとって悪いことをしてそうなイメージですよね。ところが、悪玉菌がゼロになると、アレルギーや食中毒を起こしやすくなってしまうのです。ある程度、悪玉菌に暴露している(触れている)状態であることが、アレルギーを抑制するために必要なのです。

1.発酵食品を”食べまくる”

発酵食品は、多くの微生物によって発酵することによって旨味や風味、健康効果がUPした食品のこと。確かに毎日の食事に積極的に取り入れてほしいです。

しかし、過剰に食べ過ぎると、本当に必要な腸内潜在菌まで淘汰(殺菌)してしまう可能性があります。特に納豆菌は、とてつもなく強い細菌であり、大腸菌などを死滅させることができるほど強力です。

<豆知識>
醤油や味噌工場、ビール工場で働く人は、製造する食品に菌が入らないようにするために納豆やパンを食べないようにしているそうです。

2.風邪を引く→抗生物質を飲む

風邪を引いてしまった。

ウイルスや悪い菌をやっつけたい

抗生物質で撃退!

昔は割とこの方法が主流でしたが、今ではこれはタブーです。抗生物質とは、悪い菌やウイルスを”特異的”にやっつけるものではありません。良い菌も悪い菌も関係なくやっつけます。

風邪を引いた時こそ、善玉菌によって免疫力を高めてほしいのに、抗生物質を投下すると善玉菌まで死んでしまいます。

風邪を引いたときは、善玉菌が活動できるようにオリゴ糖などの善玉菌のエサとなる栄養素を積極的に食べましょう。

3.オススメされたヨーグルトを食べ続ける

ヨーグルトオタクをさせていただいてますが、「どのヨーグルトがオススメですか?」と聞かれることが本当によくあります。

答えは、「私があなたにオススメできるものはありません」ですね。

というのも、ヨーグルトは企業・メーカーによって種菌(乳酸菌)が違います。そして、私たちの腸内フローラも誰一人として一緒ではありません。

つまり、自分で自分にあったヨーグルトを食べて試してみるしかないのです。

私に合ったヨーグルトが、あなたに合うとは限りません。

合う・合わないの基準は?
ヨーグルトを食べて、お腹を下さない、そして肌の調子もよくなり、便通も改善、腸の運動も活発になって調子がよければ、その乳酸菌は合っていると思って良いでしょう。逆に、お腹を下すようであれば合っていないので、ヨーグルトをやめるのではなく別のヨーグルトを試してみましょう。

4.適度な運動をする(時間がやばい)

腸の運動を高めるために、適度な運動は必須ですね。軽いウォーキングやランニング、筋トレなどは、腸内環境を整える上でも有効な方法です。

ですが、夜夕食後〜寝る前の運動は絶対にやめてください。

夜は、副交感神経が優位な状態になります。

※副交感神経
自律神経。交感神経が興奮など身体を奮い立たせる神経系であるのに対し、副交感神経は心身を沈静化し、落ち着きやリラックスをもたらす。

夜の筋トレやランニングなどの運動は、副交感神経優位にして寝る準備をしていた身体を奮い立たせてしまい、睡眠の質をガクンと下げます。(成長ホルモンの分泌を抑制して、肌荒れを招くとも言われています)

参考記事:睡眠不足からくる3つつの不調

睡眠は、腸内環境を整えるためにも重要な行為。できれば運動は夕方までに行いましょう。

5.完璧な食事を目指しすぎる

◯◯は腸に悪いから食べちゃだめ、◯◯は腸に良いから(好きじゃなくても)食べなくちゃ…

食事は、私たち生き物にとって必須の行為ですね。

もちろん腸内環境を考えた食生活を送ることは大切ですが、あまりにもストイックに守りすぎるともちろん”ストレス”になります。

ストレスは、実は脳と腸で感じています。ストレスを感じた腸は、運動をやめ、腐敗物質などを生産し、腸内フローラをメチャクチャにしてしまいます。

ストレスで腸年齢は確実に悪化します。

ストイックになりすぎずに、できることをゆるっとしていくのが一番です。

まとめ:腸内環境を整えるのは単純じゃない

発酵食品をたくさん食べたらいい、ヨーグルトも口コミいいものを食べたらいい、毎晩筋トレをすればいい…

そんな簡単なお話ではないのが腸内環境です。

誰一人として同じ腸内環境(腸内フローラ)を持っているわけではありません。もちろん国や性別、食経験や体質で、それぞれ腸内環境は変わっていくのです。

一つの情報を鵜呑み(うのみ)にせず、自分に合う方法で腸内環境を改善、あるいは整った状態を維持していきましょう。

ABOUT ME
ai
管理栄養士免許取得するも、研究に魅了されて、現在博士課程の大学院生(乳酸菌)/ 健康オタク、海外旅行マニアです。インスタグラムで日々の食事など公開中。