こんにちは、健康オタクのAI(@kwhr_ai )です。
いきなりですが、みなさん
あなたが今食べている食べ物は100%安全ですか?
とはいえ、スーパーやコンビニで手に入る食べ物を食べても、毎回腹痛や下痢を引き起こしたり病気にかかったりすることはないですよね?
まず結論を言えば、
100%安全な食べ物はこの世にありません。
でも、食の安全性に関する知識をしっかり理解しておけば、たとえお店で売られている食品が100%安全じゃないとしても、買い物で迷うことはないでしょう。
今回は、私が初めて真剣に食の安全性について考えさせられた本をひとつご紹介します。
食をめぐるほんとうの話
本の商品リンク
基本的には食品添加物を核とした食の安全性について書かれている本です。私の食の安全性への考えを深めてくれた一冊で、繰り返し読み、線を引き、共に寝ました。(冗談です)

何より、冒頭から衝撃的なワードが多くてしびれます。
当たり前が不安になる
食品は、とりわけ先進国においては、「絶対に安全である」ということが常識となっています。ーP21ー
読んだ後にこのような思いをしたことを今でも忘れません。私自身、食品の安全性について真剣に考えたことがないということに気づかされ、頭をガツンと打たれました。
“食品”として販売される限り、その商品を食べたり飲んだりして、その商品が原因といった健康被害が決して起こってはいけない ーP21ー
ある意味日本においては当たり前のこと。だって食品として販売されているものがバンバン健康被害起きるようでは、毎日テレビで偉い人が頭を下げるような光景になりかねないです。(日本では今のところありえませんね)
でも、「食品が安全であるとして売られている」と思いこむのは、日本の平和ボケなんだと感じさせられました。
海外旅行の食事への不安

あなたが海外旅行、特に発展途上国なんかに行く際は、食事の安全性に敏感になりませんか??屋台はまだしも、もしあなたが海外のスーパーやコンビニで食品を買うならば、まず食品の安全性を気にしませんか?
日本では、「スーパーやコンビニ=安全」であるのに対し、海外では「売られている食品=ちょっと不安」みたいな感覚がありませんか?
私たちの認識に依存する

食品は常に多くの危険要因にさらされていて、いつまた新たな危険要因が現れ先のリストに加わるか、予断を許さない環境にあることを認識していることが重要です。
つまるところ、その食品がいつ汚染されてもおかしくないということです。だっていまだに知られていない、研究されていない汚染物質は必ず存在していて、いつ露呈されるかわからないのです。「日本国の食は安全である!」という平和ボケで、ぬるま湯に浸かるのではなく、いつでもその食品が健康被害をもたらす凶器になる可能性にあるという意識が大切です。
例えばかつては当たり前に使われていた食用色素(アカネ色素)は、後に腎臓病の罹患率が高かったり毒性があるとして2004年から使用を禁止されています。
そんな中で生まれていく食品添加物
重要なのは、食品添加物が通常の食生活を営む上でどんな役割を担っているのか、どんな理由で使用を許可されたのかを理解することです。ーP36ー
食品添加物は、基本的に微生物(特に悪い食品微生物)に対して作用するもので、特に微生物が食品に付着し、悪さをしないようにするため生まれた物質です。材料は天然のものから化学合成されたものまで幅広く、その種類はかなり豊富。
ただ、現代社会では食品添加物の安全性が懸念され、避けられ、「食品添加物=危険」という認識が先走っているように思えます。
もちろん化学合成された食品添加物を大量に使用されている食品はなんとなく食べたくはないですが、しかし食品添加物が全く存在しない世界ではきっと食品のレパートリーは激減し、食品廃棄物の量は増加の一途を辿ります。

大切なことは、その食品添加物がどうして使われるようになったのか、目的はなんなのかをしっかり理解することが大切なのです。
補足:後半は化学のお話
どちらかというと、後半は食品の安全性というより、「食品の体内動態」のお話であったり、「栄養素のウソホント」的な話が中心となっています。もちろん食品の安全がメインの本なので、読んでいてより食の安全性への理解を深めることができます。
食の安全性は意識しておくもの

さて、私は2017年に管理栄養士の国家試験に合格しました。
国家試験を受ける約2年前にこの本を読み、一気に食の安全性への興味が加速したように思えます。つまり、大学2・3年生の管理栄養士の卵が読んでも理解できるような内容だったということをご理解ください。(ちなみに化学が大の苦手な私でも理解できましたよ!小声)
この本では食の安全性をわかりやすく、かつ専門的な内容を学ぶことができます。
実はまだ中身は3%くらいしか紹介していません。残りはぜひとも手元に一冊おいて、繰り返し読んでいただきたい。一冊1000円以下で買うことができます。Kindleで買えば、800円以下です。
今の時代、日本における食の安全性が仮にぐらついた時、「知らなかった」じゃ済まされないんじゃないでしょうか。