ダイエット

食べても満たされない。それは「エンプティカロリー」のせいかも?

いっぱい食べたつもりなのに、なんだか満足感がないし、物足りない。もっと食べたくなるし、でもお腹はパンパン。

それは実は、「エンプティカロリー」のしわざかもしれません。

「エンプティカロリー」とは、カロリーが高いわりに、身体にとって良い栄養素がほとんど含まれていない食べ物をさします。

あまりなじみのない言葉だとは思いますが、これは現代の食生活と非常に関わりが深いです。

そこで今回は、このエンプティカロリーの恐怖についてのお話です。

現代社会の食生活

”健康”がブームとは言えども、この現代社会において毎日料理を作ることができている人は、だいぶ少ないと思います。

ひと昔前まで、日本の食卓は「一汁一菜〜一汁三菜」が並んでいました。世界で注目されている健康食である和食とは、このひと昔前の食卓をさしています。

ところが現代の食生活は、昔とかけ離れたものになっています。

どうしても仕事で忙しくなると、加工食品に頼りがちになりますし、インスタント食品はその味付けから、中毒性(また食べたくなる)のある食品だと言えます。

ですが、その加工食品やインスタント食品こそ、エンプティカロリーの塊なのです。

エンプティカロリー(空っぽのカロリー)

エンプティカロリー(Empty calorie)は、直訳すると空っぽのカロリーなので、まるでカロリーがないものというように思われがちですが、むしろその逆です。精製された糖質をたくさん含んでいる高カロリー食品で、全く体にとって必要な栄養素(タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル)が含まれていないものなのです。

例としては、ジャンクフード全般です。インスタント食品、清涼飲料水(コーラなど)、ケーキやパイ、クッキー、シロップ、キャンディー、アイスクリームなどが挙げられます。

「お酒はエンプティカロリー」

よくネット上で、「お酒はエンプティカロリー飲料だから太らない」などという記事を見かけますが、これは間違いです。

お酒はエンプティカロリー飲料、だからこそ太ります。

お酒は1gあたり7kcalで、主な栄養素はアルコールです。このアルコールは糖質から作られます。つまり、「お酒はエンプティカロリー飲料だから飲んでも大丈夫〜!」とか思っている人。

お酒を大量に飲む=糖質を大量に取り込むということになりますよ。

さらに恐ろしいこととして、私たちの身体はアルコールを代謝している間、脂質の代謝がストップしてしまいます。これでは、確実に太りますね。

若者の食生活はエンプティになりがち

お弁当を作る習慣がない、インスタント食品ばかり、お菓子で済ませようとする、カフェで甘いもの食べる、食べるのがめんどくさい…

こんな感じの若い世代は、エンプティフードばかりの食生活になりがちです。

ファストフード店やコンビニばかり利用し、清涼飲料水に菓子パンやサンドイッチ・ドーナツ・インスタントラーメン、みたいなランチをしていませんか?

20代までは、人生の中で身体が完成するためにたくさんの栄養素が必要となる時期です。

私たちの身体作りや生活に必要である三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)と、ビタミン・ミネラルが、ほとんど含まれないエンプティフードばかり食べてしまうと、将来生活習慣病やガンにもなりかねません。

インスタ映えがエンプティになりがち

生クリームたっぷりのパフェに、カラフルなケーキ、激辛系のインスタントラーメン、デカ盛りの焼きそば。

SNSに載せればたくさん「いいね」が押してもらえそうなご飯やスイーツは、基本的にエンプティフードになりがちです。

SNSの急激な普及で、多くの飲食店で「映える」メニューを増やしてきました。どうしても、ヘルシーなものや地味なものって、人気がなくなってしまうのですね。

でも、本来食事の目的は、私たちの身体と心を満足させるものです。自分のSNSを満足するものにするためではないのです。

エンプティフードで栄養失調

ご飯のカロリーは足りてるのに、どこか不調、その原因になるものこそエンプティカロリー食品なのです。

ビタミンやミネラルは、身体を動かすための潤滑油のようなものです。その潤滑油がないと、体が思うように動かない、なんてことも。

そうなってからでは遅く、一度栄養失調になると、回復するまでに時間がかかってしまいます。

そもそも、食事量やカロリーは足りているので、なぜ体調が悪いのか気づけない人も多いという問題があります。

ちゃんと寝てるのに、ご飯もたくさん食べているのに、どこか不調で気分がすぐれない、そんな方は、まずエンプティカロリー食品をやめて、しっかり栄養素の詰まったご飯を食べましょう。

まとめ:食生活を見直して

ここでおさらいです。

エンプティカロリー=精製糖により高カロリー。でも脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルがほとんどないもの

エンプティカロリー食品や飲料は、身近に本当にたくさんあふれています。24時間営業のコンビニやファストフード店の普及だけでなく、私たちの生活の忙しさも合間って、手軽にご飯を食べることのできる魅力はなかなか手放すことができない気持ちもわかります。

しかし、今食べたものが今後の自分の身体を作っているのです。

もう一度自分の食生活を振り返ってみてください。

食べても食べても満たされない、なんとなく感じる不調。その原因は、そのインスタント食品かもしれません。飽食の時代とも言われる現代でも、栄養失調になる可能性があるということです。

最初から全ての食事を変えるのは難しくても、できることからちょっとずつ変えていきましょう。

ABOUT ME
ai
管理栄養士免許取得するも、研究に魅了されて、現在博士課程の大学院生(乳酸菌)/ 健康オタク、海外旅行マニアです。インスタグラムで日々の食事など公開中。