ダイエット

毎日コーヒーを飲まずにはいられない3つの理由

街中に溢れる、スタバやドトールなどのコーヒーチェーン店の安定的な人気や、オリジナルのコーヒースタンドの流行。

コーヒーはタバコやお酒と並ぶ人気の嗜好品の一つであり、世界中で大量に消費されています。

今回はそんなコーヒーを毎日飲みたくなる、健康効果を代表して3つ取り上げます。

脂肪分解の促進

コーヒーは体脂肪燃焼に効果があるというイメージがある方もいるかもしれません。これは、脂質の分解を助けるためなのです。

🔗1998年の研究で、コーヒーに含まれるカフェインが、脂質代謝に関わるリパーゼという酵素の発現を高めるという報告がありました。つまり、カフェインによって私たちの身体はリパーゼをたくさん作る、ということです。

補足:リパーゼとは?

私たちが普段”脂質”と読んでいるものは上図のように、グリセロールに3つの脂肪酸がくっついたものをさします。このままだとあまりにも大きすぎて、私たちの身体は消化・吸収することができません。

リパーゼは、この構造をハサミのように切断する酵素です。

こうやって切断されたグリセロールや脂肪酸は、小腸から吸収されます。

脂肪からリパーゼによって切断された”脂肪酸”は、私たちの筋肉へと運ばれ、筋肉のエネルギー源となり、消費されます。運動によって消費が続き、脂肪酸が足りなくなると、食事中もしくは体脂肪から脂肪酸が供給されます。つまり、運動をすること+リパーゼを働かせることで、体脂肪がどんどん利用されていくのです。

※運動して、脂肪酸を消費しなければ、脂肪酸はグリセロールと再び結合して脂質に戻ってしまいます。(運動しないと意味ないよってことです。)

カフェインは、そのリパーゼの働きをどんどん促進します。運動前に飲むのは理にかなっているのですね。

抗酸化作用

抗酸化作用と聞くと、ビタミンCやビタミンEがその代表栄養素ですが、コーヒーにも抗酸化作用があることが認められています。

🔗2013年の研究レビューによると、コーヒー豆は緑茶や赤ワイン、ココアと同等の抗酸化作用を持つとされました。

コーヒーは通常生豆を焙煎(ロースト)した後に、挽いて抽出します。そのローストの工程で、抗酸化作用のある”メラノイジン“という物質が形成されます。このメラノイジンは、醤油や味噌の茶色を形成する成分ですが、なんとコーヒー豆にも含まれているのです。

他にもポリフェノールという抗酸化物質も、コーヒー豆の中に含まれています。

補足:抗酸化の何がいいの?

酸化には、活性酸素という物質が関係しています。

私たちは”呼吸”によって酸素を体に取り込んでいますよね。

その酸素は、体の中に入ると、”活性酸素”に変換されます。この活性酸素は、私たちの身体の細胞を酸化させ、サビを形成するのです。金属が空気に触れて酸化すると赤褐色になるように、私たちの体も錆びていきます。(いわゆる老化です)活性酸素が蓄積されると、のちに生活習慣病やがん細胞の形成・増殖を招きます。

この活性酸素の形成を食い止めるのが抗酸化作用です。

メラノイジンやポリフェノールなど、抗酸化作用のある物質を、コーヒーを飲むことで手軽に摂取できるのです。

肥満予防効果

飽食の時代に訪れた”肥満”という問題。コーヒーを飲むことで、解消できるかもせれません。

私たちの首や肩甲骨付近には、”褐色脂肪組織”というものが存在しています。この組織は、脂肪を分解して生まれた脂肪酸を積極的に取り込みます。

コーヒーに含まれるカフェインが、この褐色脂肪組織を活性化させる働きがあるのです。

褐色脂肪組織は、その機能を十分に発揮させることで肥満予防効果を持つと言われています。ですが、私たちの体にわずかしか存在しないため、有効活用させる必要があります。

つまり、コーヒーを飲めば、リパーゼを活性化させて脂肪を分解して脂肪酸を生産でき、褐色脂肪細胞を活性化させてどんどん脂肪酸を利用できる、ということですね。(飲まなきゃ)

飲み過ぎは良くない?

まず、どんな食品にも言えることですが、いくら身体にいい、健康に良いからといって量を間違えては危険です。適量を守ることで最大限の効果が発揮されます。

(水でさえ短時間に飲みすぎると非常に危険なのです:🔗水分摂取量は1日あたりどのくらいを目指すのが良いですか【管理栄養士目線】

コーヒーの飲み過ぎによる不調は複数あります。

  • 利尿作用によるミネラルの排出
  • ビタミンCの大量消費
  • 胸焼けや胃もたれ、胃の不快感
  • 低体温、冷え性

これらの症状が気になる方は、飲む量を減らしたり、1日のうち何杯かは、カフェインレス/デカフェのコーヒーにすると変わると思います。

また、コーヒーを飲みすぎると太ると聞いたことがある方もいるのでは?

これは、正確に言えば砂糖入りのコーヒーを飲み過ぎるからです。缶コーヒーの微糖でさえも、大量の砂糖が含まれています。こういった、自動販売機やコンビニで手軽に買うことができる缶コーヒーでは、上記であげた効果を期待するのは難しそうです。

飲むタイミングが大切?

空腹時に飲むのはオススメしません!

胃の中に何も入っていない状態でコーヒーを飲むと、胃の消化酵素が分泌されて、キリキリ痛みます。(胃の消化酵素:胃酸は強力な酸でその威力は凄まじいです。)

痛い思いをしたくないのであれば、食後に飲むことをオススメします。また食後に飲むことで、「食事終わり!」のサインにもできるし、満腹度も高まります。食後にお菓子屋スイーツをだらだら食べる、みたいなことも避けられますね。

もちろん、運動前に飲むことで体脂肪を減らす効果が期待できるので、オススメです。

まとめ:飲まなきゃ損!

ここまで読んだあなたは、もうその瞬間からコーヒーを飲みたくなるはずです。これだけの有効成分や健康効果を持つコーヒー、飲まなきゃ損です。

普段甘いジュースや清涼飲料水ばかりを飲んでいる方、コーヒーに変えることで減量効果やアンチエイジングが期待できますよ。

甘いコーヒーしか飲めない方は、砂糖を入れるのではなく牛乳や豆乳で割って飲んでみてくださいね。それでも苦手!という方は、砂糖の代わりに蜂蜜などを使うのをオススメします。(砂糖の入っていない)ラテと蜂蜜の相性は抜群ですよ。

他にもまだまだコーヒーの健康効果はいくつかあります。コーヒー好きとして、これからもコーヒー研究は続きます😃

ABOUT ME
ai
管理栄養士免許取得するも、研究に魅了されて、現在博士課程の大学院生(乳酸菌)/ 健康オタク、海外旅行マニアです。インスタグラムで日々の食事など公開中。