こんにちは、健康オタクのAI(@kwhr_ai )です。
今日は何時に起きましたか?
何時に運動をして、何時にご飯を食べて、何時にお風呂に入り、何時までスマホの画面をみて、何時に入眠しましたか?
私たちは日々「何をしたか」「何を食べたか」「どんな運動をしたか」ということに囚われすぎて、時間というリズムを無視しています。
ダイエットを始める時も、栄養素やカロリー(数字)ばかりを気にして、いつ食べるかはほとんど気にしていないはず。
かくいう私が一番時間(タイミング)を気にしていない人間でした。
今回はそんな適当人間を更生してくれたこちらの本をご紹介します。
正直今まで忘れかけていた大事なことを、この本を読んで改めて気づかされました。
本記事では読んだ中で考えさせられた「時間」と「個々の体質」に注目してお話ししていきます。
もくじ
食事 睡眠 運動の教科書について
本書は、概日リズムとアーユルヴェーダを掛け合わせた活気的な暮らしの改善策を提案した本です。
概日リズムとはなんぞや?
アーユルヴェーダって一体何?
と思われる方が多いと思うので、以下に簡単にまとめます。
概日リズム

概日リズムとは簡単にいうと体内時計のことです。
(別名:サーカディアンリズム)
私たちほとんど全ての生き物は、(例え真っ暗闇の中にいても)夜は眠くなり朝は覚醒するのです。
これは、生き物が地球の回転に少なからず影響されながら生命活動を営んでいるため。
ただし、この体内時計はきっちり24時間を感じ取るのではなく、太陽の光や食事・睡眠のタイミングで毎日リセットされることで体のリズムを24時間に調整しています。
太陽の光で目を覚ますこと、三度の食事で血糖値をあげること、セロトニンやメラトニンなどのホルモン分泌を規則正しくちゃんと行う生活を営むことで、我々は正常に24時間を体内リズムとして刻むことができるのです。
アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダとはインドで生まれた伝統的な医学のことで、
生命(アーユス)と知識(ヴェーダ)
を掛け合わせた言葉です。
アーユルヴェーダによると、健康は心と体、そして行動を総合的に絡めて完成する「予防医学」に基づいているとされます。
また、ドーシャと呼ばれる3つの要素で私たちの体は構成されています。

ヴァータ(vata):風
ピッタ(pitta):火
カパ(kapha):水
私たち人間は、個人それぞれ違った体質を持っていて、この3種類の特徴もそれぞれ異なった割合で持っていると言われます。
アーユルヴェーダはまず全身のバランスを重視し、それからそれぞれの体質に合わせた健康法を考えていく。こうすれば自身の概日リズムに合わせて1日のスケジュールを組み、自然にむりなく最高の健康を手に入れることができるだろう。(P41)
私たちは皆違う体質をもつ

生まれながらの体質、性別、人種、住んでいる地域…
私たちは誰一人として同じ体質を持ち合わせていません。
ところが、巷(ちまた)で人気のダイエット方法や健康方法は一律で、誰にでも効果があるといった類のものばかり。
ここに違和感を抱けるようになれば、一歩前進です。
自分の体質を知らないまま、人気のダイエットに取り掛かって挫折していませんか?
例えば、低血糖症状になりやすい体質の人が糖質制限を始めるとしんどく、腎臓が弱い体質の人が高たんぱく質食をすれば腎機能がダメージを受けます。
本書では、個人の体質をアーユルヴェーダの観点から判断して、体質と概日リズムに合わせた生活改善方法を提示しています。
筆者はお医者さんであることから、実際に生活を改善された患者さんのお話も載っています。
そこで今回は、本書で気づいた時間や1日のリズムの重要性と、そのために私たちが今日からできることについてお話していきます。
自分に最適な暮らしをする方法
このブログ記事を読んでいるのはいつですか?
もし寝る直前なら、いますぐに画面を消しましょう。(そして次の日の朝に続きを回してね)
なぜなら、“あなた”が“いつ”何をするかが非常に重要だからです。
ここからは、本書を読んで私が考えた、時間(タイミング)と個性を考慮した暮らしのリズムを作る5つの方法を提案させていただきます^^
①1日のスケジュールを書き出す
何時に起きて、何時にご飯を食べて、何時に動いて、何時に帰ってきて…を事細かく書き出してみましょう。
例)オフィスワークの女性の1日

もしかしたらこの例とは大きく違う生活、あるいは日勤と夜勤を繰り返す変動的な仕事をしている方もいるかもしれません。
ですが、ひとまずは自分の典型的な1日のタイムスケジュールを振り返りをしてみましょう。
上記の場合、朝起きる時間やSNSを頻繁にチェックしているところ、シャワーで済ませていたり寝る前のスマホ時間が気になります。
このように紙に書き出すと自分の暮らしの中であまり良くない点が浮き彫りになり、「改善するためにはどうしたらいいのだろう?」という次のステップに進むことができます。
②リズムにあった暮らしに変える

夜勤や日によって活動時間を変えざるを得ない人は難しいかもしれませんが、もし自分の思う通りに生活時間をコントロールできるのであれば、自然のリズムにあった暮らし方に変えましょう。
例えば、筋トレに励むサラリーマンの1日の流れが以下の通りだとします。

彼は真面目で、筋トレを頑張ると決めてからストイックに自分を追い込んでほぼ毎日ジムに通っています。
しかし、彼は毎日仕事の作業効率が悪く、日中は眠気に悩まされています。
それは、活動の中心が”夜”だから。
本書ではアーユルヴェーダの観点から1日のリズムの教えが書いてあります。

カパ(水)は落ち着き、ピッタ(火)は情熱、ヴァータ(風)は移ろいの体質であり、これにあった1日のスケジュールを組むことで自然の摂理にあった暮らしができるでしょう。
先の筋トレに励む人の1日のスケジュールでは、夜(カパ、水)の筋トレや激しい運動は睡眠の質を下げてしまうこと、そして夕食に脂質とたんぱく質中心の食事を摂ることでほとんど休みモードだった消化機能を酷使していることになります。
多くの人も口を揃えていうように、夜の方が仕事がはかどるのは、ピッタ(火、情熱)が優勢なためですが、この時間のピッタは脳の休息を求めています。寝る前のPC作業は翌日の眠気ややる気の出なさの原因になるでしょう。
このように、1日の自然なリズムを理解することでこれまでの自分のタイムスケジュールを変えることができるでしょう。
本書で詳しくそれぞれの時間の特徴が書かれているので、詳しくはそちらを読んでください^^
③カロリー計算をやめる

ダイエットをするぞ!と意気込んで、ノートに食べたものを書き出し、栄養計算できるサイトで逐一カロリーを出して一喜一憂していませんか?
それ、楽しいですか?
もしその生活で痩せない、あるいは理想に近づけないのであれば、それはタイミングに問題があるのかもしれません。
朝は何も食べないから0カロリー
昼はサラダだけで済ませられたわ(100kcal)
でも夕方からソワソワしてきて間食(200kcal)
朝昼はあまりカロリー摂ってないし、夜は好きなもの食べて900kcal。
もし1日の総摂取カロリーが1200kcalだとして、これで痩せるわけはありません。
カロリーに気を取られすぎて、時間を無視しています。
このあたりになると、朝にお腹がすくことがなくなっているので、結局悪循環です。
気にすべきなのはカロリーではなく時間なのです。
いますぐダイエットノートは捨て、栄養計算サイトはお気に入りから消し、正しい時間の食事で正しい空腹感を取り戻しましょう。
④他人の真似をやめる

あなたは唯一無二の存在であり、理想のモデルや有名なダイエットインフルエンサーとは全く異なる体質の持ち主です。
それなのに、彼らの真似をして無理やり毎夜のように筋トレをしたり、極度の食事制限を遂行していませんか?
一番注目して見るべきは、他人のダイエット・運動・食事方法ではなく、自分の体質です。
例えば、ステーキを食べるとニキビができやすい人は体質的に脂質の代謝が下手くそで、糖質制限でイライラする人はお米を食べた方が体質的に良いでしょう。
真似するのではなく、自分の体の声を聴き、自分のために自分にちょうど良い暮らしをしましょう。
⑤振り返りの記録をつける

日記を書く習慣がある人は、そこに自分の感情をしっかり書きましょう。
もし日記を書かない場合は、一行でも良いので自分の感情をノートに書く習慣を身につけましょう。
自分にフィードバックし、未来の自分が迷った時のよりどころを作ること。
「朝ジョギングをすると1日穏やかな気持ちで過ごせた」
「食後に甘いものを食べたら急激に眠くなってしまった」
「昨日パンを食べたらお腹を下してしまった」
「手作りお菓子で過ごしたら肌が綺麗になった」
「夜ではなく朝一番に筋トレをするようにしたら寝起きがすっきり」
なんでも良いので書き出しましょう。
モニタリングすることで自分の程よく心地の良いリズムが見えて来るはずです^^
まとめ
正直、今までアーユルヴェーダは名前と軽い中身程度しか知りませんでしたが、本書で詳細を知り、より深く知りたいと思うようになりました。
そして早速自分の体質を診断し、その体質に見合った生活にちょっとずつ変えていますが、驚くほど体調がよく作業効率も上がりました。(自分でもびっくり)
誰かの真似をするのではなく、自分をしっかり見つめること。
家の中で過ごすことの多い今ですので、これをきっかけにぜひ、自分自身について見つめ直してみてはいかがでしょうか?
また、本書はアーユルヴェーダや概日リズムをわかりやすく書いてある良書だったので、かなりおすすめです。
気になる方はぜひ、読んでみてください!
ちなみに私は今この本を読んでまーす!
▼LINE@始めました▼


